初秋の福島食材を使ったイベントを初台のフランス料理店「レストラン アニス」で行います。
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キノコって?
キノコは「担子菌」という種類に属する菌類です。普段の状態は、蜘蛛の糸のような「菌糸」と
言われる形状です。様々な木に寄生して、木の中木の周りの土の中に菌糸を延ばします。
例えば、秋に採れるキノコは、夏の間は菌糸の状態でどんどん繁殖していきます(そのため、
キノコに寄生された木はやがて枯れてしまいます)。ところが、秋になって寒くなると、次の世代に
交代するために胞子を作る「子実体」を形成します。一般にキノコと呼ばれて食べられているのは
この子実体です。子実体の中で胞子が作られて、それが成熟すると傘が開いて襞の間から
空中に放散されます。こうやってキノコは毎年世代交代をして繁殖していきます。
ですから、ある年キノコが採れた場所では翌年も同じキノコが採れることが多いのですが、
気候条件によってはまったく採れない場合もあります。そんな難しさがあるのでキノコ狩りが
楽しいのかもしれませんが。
ちなみに、キノコが寄生する木はある程度決まっています。例えば、松茸は赤松の木にというように。
マリオブラザーズで有名な赤い傘に白い点々のキノコはベニテングダケといい、白樺の木に寄生します。
だから、このキノコは白樺のあるところにしか生えないのです。
キノコ狩りの注意
いかにも毒がありそうなのでベニテングダケや真っ白なキノコ(ドクツルタケ)などは、食べることは
ないと思いますが、ツキヨタケとかドクカサコのようにいかにも美味しそうな毒キノコもあります。
山でキノコ狩りをする場合は詳しい方とご一緒に。最近はスーパーや八百屋さんでも珍しいキノコが
手に入るようですから、山へは行かず街でキノコ狩りも良いかも。
さて、ここでクイズ
次の3枚の写真はいずれも山のキノコの写真ですが、この中に天然の「エノキダケ」があります。分かりますか?